体中には無数のツボが存在し押す事で色んな効力があります。
今までの記事でも紹介してきましたが、そもそもツボとは一体何なのでしょう?
ツボとよく耳にする反射区とはどう違うのか、
何故押すと痛いのか何故ここの場所が痛いのかなど気になりますよね。
そこで今回のテーマは足のツボと反射区についてご紹介していきます!
ツボとは
ツボは体中に約365箇所あると言われています。
本来ツボは経穴と呼ばれ、中国の中医学によって見出されたのが発祥です。
東洋医学の概念の1つに気血と呼ばれるものがあります。
分かりやすく表現するならエネルギー。
そのエネルギーが流れる道を経絡と呼びます。
経絡が流れる道に重要な場所があり、その重要な場所こそがツボになります。
ツボにはエネルギーが溜まりやすく、また同様に悪い気も溜まりやすい性質があります。
東洋医学によれば体に不調や病が出ると、内臓の不調が原因とされてきました。
不調が起こればツボの状態にも影響が出るようになります。
こうしてツボを押すことによって内臓の状態を改善するのがマッサージとしての役割というわけです。
足のツボを押すと効く身体の部位・反射区とは
ツボとは別に足の裏にある体の部位や臓器が投影された部分のことを、『反射区』と言います。
反射区は約70箇所あり反射区を押す事で、体の部位の場所の調子を改善することが出来ます。
ツボと反射区の違いはツボは押すことで内臓や特定の症状に効果が出ます。
例えば足の裏にある湧泉を押すことで腎臓、冷え、疲労回復などの広い部分に効果を発揮します。
一方で反射区は体の部位毎に分けられています。
部位の状態によってゴリゴリと硬さが変わってきたりしますので、押す側は『ここの調子が悪いですね~』と把握することが出来ます。
例えばお腹の調子が悪ければ腸の反射区を押すことで押す側は硬く感じ、押される側は痛みを感じやすいというわけです。
つまり足の裏にはツボと反射区の両方が存在することになります。
痛みと強さ
ツボや反射区を押す時の強さは、痛いけど効いてる感じがする強さの『痛気持ちいい』くらいがベストです。
力加減が弱すぎると効き目が薄くなりがちで逆に強すぎると筋肉に負担を掛けてしまいます。
場所によって押すと痛い場所はありますが、やはりこれも人によって感じ方が変わってくるでしょう。
よくテレビなどで足裏マッサージを受けて痛がる場面を見たことがあると思いますが、思いっきり強く押せばどんな場所でも痛く感じます。
テレビの演出上全力で押しているだけで本来の施術としては少し離れています。
調子の良くない場所が痛く感じやすいので、それを把握するのがリフレクソロジーの本質です。
基本的にはお店のスタッフの方も痛気持ちいい強さを目安として施術を行っています。
痛さは人によって変わってくると思いますのでお店などでマッサージを受ける場合には、あらかじめスタッフの方に好みの強さ加減を伝えるとスタッフも施術しやすいです。
施術時の注意点
お店やセルフマッサージ共通での施術を受ける際の注意点を説明しておきます。
食後すぐは控える
食事の後すぐはマッサージを受けないようにしてください。
食べたものを消化する際、消化器に血液が溜まっている状態のため、消化器に効果のあるツボなどを押してしまうと消化を妨げてしまう可能性があるためです。
なので食後30分はマッサージを控えるようにしましょう。
飲酒後も控える
同様に飲酒後はマッサージを受けないようにしてください。
マッサージを受けることで血行が良くなるので、体の中のアルコールがまわりやすくなってしまいます。
妊娠中は控える
妊娠中の方もマッサージを受けないようにしてください。
特に足裏には生殖器の反射区があるため、そこを押してしまうと体調に影響が出てしまう場合があります。
妊娠中は体が繊細な時期でもあるので、悪影響を与えないようマッサージは控えましょう。
怪我をしている場合は控える
怪我をしている場所へのマッサージは受けないようにしてください。
怪我の部分やその周辺を刺激することによって、悪化する場合があります。
体調不良時は控える
風邪などをひいている状態の時もマッサージを受けないようにしてください。
体調不良で体自体が弱っているので、ツボを押すことで体を治療しようとしている免疫の邪魔をしてしまう可能性が有ります。
体の特定部分が痛いのとはまた別問題になってくるので、回復するまではマッサージを控えるようにしましょう。
終わりに
以上がツボと反射区についての説明になります。
医療行為ではなく癒しとしての行為で体を押すことにより、また違う体の部位を改善させる。
生物の体とはやっぱり不思議なものですね。
上の画像にそれぞれの反射区が載ってあるので、気になるところがあれば是非一度自分で押してみてください!