健康なウォーキングといえば明るい時間帯に行うイメージですが、実は夜のウォーキングにもたくさんのメリットがあるのをご存じでしょうか?
ウォーキングは手軽に始められる運動として大変おすすめですが
「朝はなにかと忙しい」「日中は仕事があって難しい」「紫外線を浴びたくない」
などの理由から、日中のウォーキングが難しい場合もありますよね。
そんな方に夜のウォーキングです!
今回は夜ウォーキングのメリットをご紹介していきます!
夜ウォーキングの4つのメリット
夜のウォーキングには、昼間とは違った効果が得られます。
似ている部分もありますが、効果の違いを知っておけば自分にあったウォーキングの時間帯がわかるはず!
1 効率良く痩せられる
夜は1日の中でも運動に適した時間帯です。
人間の体温は朝の目覚めとともに徐々に上がっていき、16~17時頃に最も体温が高くなります。
体温が上昇しているほど、代謝の働きは活発になりカロリー消費も大きくなります。
脂肪燃焼効果が高まり、ダイエット目的の運動には夕方以降は最適の時間帯なのです。
また日中に身体を動かしていることで筋肉がほぐれており、朝方に比べてスムーズに運動を始めることができます。
2 疲労が回復しやすい・翌日スッキリ
実は適度な運動をしたほうが次の日に疲れが残りにくいんです。
これには成長ホルモンが関わっていて、成長ホルモンは疲れた筋肉の回復に欠かせないものです。
成長ホルモンの分泌が最も活性化されるのが、運動後と睡眠中です。
夜にウォーキングをすることで、運動後から睡眠までの間隔が近くなりいつもより多くの成長ホルモンが分泌され、結果として次の日に疲労を残さないメリットが生み出されるのです。
仕事のあとにジムに行ってみると、運動して疲れてるのに朝起きてスッキリ!なんてことよくありますよね。
3 ストレス発散効果あり
ウォーキングのように同じテンポで動作を繰り返す「リズム運動」は、気持ちを前向きにする効果があります。
1日の終わりにウォーキングを取り入れることで、日中に溜まったストレスが解消できます。
朝ウォーキングが気持ちが落ち込まない予防線を張る効果なのに対し、夜は疲れたメンタルを回復させる効果があるということです。
忙しい社会人にはこちらの方が効果的かも?
4 紫外線を浴びない・アンチエイジング
紫外線の量は10時~14時までの時間帯が最も多く、日没からは紫外線量は急激に下がります。
夜のウォーキングは、日中と違って紫外線対策を気にすることなく運動ができます。
加えてウォーキング運動による身体年齢の強化が図れます。
日光に当たらないというデメリットもありますが、お肌のダメージを気にされる方は夜の方がおすすめです。
夜ウォーキングは晩ごはんの後?前?
食前か食後によってウォーキングは効果が変わります。
タイミングでの効果をご紹介しますので、歩く時間の参考にしてください!
ダイエット目的なら「夕食前」
ダイエットをしたいときは、食事前に運動をした方が効果的です。
ウォーキングなどの有酸素運動は、体脂肪よりも先に体内にある糖質をエネルギーとして使うからです。
食事前で糖質が少ない状態ですと、より早く体脂肪が燃えて痩せやすい状態になるのでおすすめ。
体型維持や健康が目的なら夕食後がおすすめ
ダイエットが目的ではなく、体型や健康を維持したい場合は食後の運動が効果的です。
食後の運動には血糖値を下げる働きがあり、健康に強く効果があります。
また食べたものがすぐにエネルギーとして消費されるため、脂肪がつきにくく体型維持にも最適です!
ただし、食後にウォーキングをする場合はすぐに動くと消化不良の原因になります。
30分~1時間ほど間隔を空けてから動くようにしましょう。
就寝の2時間前までにウォーキングを終わらせよう
運動後は体内の働きが活性化されて興奮状態になっています。
この状態が落ち着くまでに約2時間かかります。
良質な睡眠のためにも、就寝時間からさかのぼって2時間前にはウォーキングを終えておきましょう。
ウォーキング時間を長く取りすぎると就寝時間が遅れ、その分睡眠時間も減ってしまいます。
生活リズムを正しく保つためにも、ウォーキングの時間は30分~1時間を目安にすることがおすすめです。
夜ウォーキングに必要な装備
夜ウォーキングをする際に気をつけなければいけないのは、安全性の確保と防寒対策です。
朝ウォーキングにも同じ事が言えますが、とくに夜は暗いので防犯意識を高めましょう!
夜に歩くなら防犯対策グッズを
夜のウォーキングでは、防犯グッズを携帯しておくといざという時に安心です。
なるべく暗い道や人通りの少ない道は選ばないのが良いですが、万が一のときのために防犯ブザーやホイッスル、防犯スプレーを持っておくと精神的にも楽です。
男女問わず気を抜かずに周りを意識することが大事!
事故対策に蛍光テープ・ライトを装備しよう
夜のウォーキングは日中に比べて車や人との接触事故が起こる可能性が高くなります。
黒い服は暗がりに紛れて危険なので、光を反射する目立ちやすい服や蛍光タスキ・テープをつけて歩きましょう。
また、自分の存在をアピールできるライトを装備しておくと安全です。
ウォーキングの邪魔にならないブレスレットタイプや首から下げるタイプがおすすめ。
不審者は明るいものを避ける傾向にあるので、防犯対策にもなります!
防寒対策
夜は日中よりも気温が下がるため、身体を冷やさないように工夫しましょう。
ロング丈のパンツやスポーツ用レギンスを着用して、体温が下がらないように注意してください
夏でも汗をかくと急激に身体が冷えるため、インナーは汗を吸収しやすい木綿素材がおすすめです。
夜ウォーキングのデメリット
魅力的に思えてきた夜ウォーキングですが、当然デメリットもあります。
メリットと見比べて、朝と夜どちらが自分にあっているかの参考にしてください。
日中より寒い
日が落ちているため日中よりも寒さを感じます。
特に冬は非常に寒くなるので身体が動きにくくなったり、冷え性もちの人にはつらいものがあります。
防寒対策の服の準備等でモチベーションが下がりやすくなるかも。
日中行動して疲れている可能性が高い
仕事などで日中の活動を終えた後はかなり疲れているはず。
次の日回復するとはいえ、純粋に疲れていると歩こうという気持ちを維持するのは非常に大変。
平日疲れ切っている人は朝に軽く歩くことにしましょう。
純粋に危険度があがる
前述の通り、事故や不審者などの予期せぬトラブルに見舞われる確率が日中よりも高くなります。
女性はもちろんですが男性だからといっても危険はあるので、人通りがある場所を通るようにしたり、あまり遅い時間帯に歩かないようにしましょう。
運動後の過食
ウォーキングをすると、エネルギーを消化し普段より空腹になる可能性があります。
その分いつもより多い量を食べてしまったり、寝る前に間食してしまうなど太る原因を作ってしまうことも。
そうならない為に食事の量は意識しておきましょう。
おわりに
夜ウォーキングには、それぞれメリットとデメリットがありますが、事前に知っておくことで対処ができ、自分に合ったスタイルで楽しむことが可能です。
時間を作るのが大変だという場合は、仕事帰りに家まで遠回りしてウォーキングをしながら帰るのも良いでしょう。
あくまで無理はせず生活リズムを維持しながら、楽しみながらウォーキングを取り入れていくことが継続のコツです!