8時間ダイエットは痩せるのか?乗り切るヒントをお伝えします!

8時間

たくさんあるダイエット方法ですが、実は比較的短期間で効果が出るものがあります。
特に最近注目されている「8時間ダイエット」は効果が出やすく、短期間で見た目がすっきりするほど!

今回は「8時間ダイエット」はどのようなものなのか?
メリットや成功するためのヒントなども併せてご紹介します。

8時間ダイエットとはどういうダイエット?

ダイエット

「8時間ダイエット」とは、1日のうち8時間の間のみ食事を摂るダイエット方法です。
16時間は何も食べないということですが、このように何も食べない時間を作ることを『間欠的ファスティング(断食)』と言い、1日のうち8時間は何を食べても良いという画期的な方法です。
脂肪燃焼は最後に食べ物を口にした時から10時間後に始まるため、効率的に脂肪燃焼ができるのです。

「8時間ダイエット」のメリットはダイエット以外にもあり、ファスティングにより胃腸などを休める時間をしっかり取ることができます。
すると、内臓機能が向上し消化吸収も高くなり結果として痩せやすい体が作れます。
腸内環境も整い腸内にたくさんある免疫細胞の働きも良くなるので、免疫機能向上へもつながるでしょう。

オートファージにより美容にも効果あり

また、最近ではファスティングにより「オートファジー」という、古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせるしくみが機能することも解明されてきています。
新しい細胞が作られると、疲労回復・肌につやが出る・コシのある健やかな髪の毛が生えてくるなど体には嬉しい事ばかりです。
このオートファジー機能が発動されるのは体が飢餓状態になった時で、飢餓状態になるのは最後に食べ物を口にしてから約12~16時間後と言われています。

このように「8時間ダイエット」はダイエット以外にも様々なメリットがあるのでとってもおすすめ!

なぜ「8時間ダイエット」はやせるのか?

8時間ダイエット

ではなぜ「8時間ダイエット」でやせるのか詳しく説明していきましょう。
まず食べる時間が決まっていることにより、自然に摂取カロリーが少なくなります。
カロリー制限ダイエットや糖質制限ダイエットは計算が面倒という原因から、続かずに挫折してしまう人も多いのです。

8時間ダイエットはその時間の中なら基本的に何を食べても大丈夫です。 
特に食べてはいけないものはありませんし、時間内ならアルコールもOKです!

食べていない16時間の体の働きが大切で、ものを食べていない時間を長く確保することで血液中の糖質や脂質が減ります
お腹に何も入れていない時間が続くと体が状態を維持するエネルギーを求めるため、既にある脂肪の分解を始めます。
体内に既にある脂肪を使うため、他のダイエットより効果がでるということですね。
メタボの原因となる内臓脂肪も落ちやすいです。

8時間ダイエットに対するお悩みQ&A

8時間ダイエットの疑問 気をつけるポイント

8時間ダイエットをする上で気になることや、気を付けるべきことをまとめてみました!

Q、どの時間帯でするのがいいの?

A

効果を早く出そうとするのであれば、朝の8時~夕方16時までに1日の食事を食べ終えるのが理想です。

夜はエネルギーを消費しにくいので、脂肪燃焼モードが完全に活かせないときがあります。

ですが、夜ご飯をしっかりと食べたい人や夜お酒を飲みたい!という人には、昼の12時~夜の20時の間に食事を摂るという方法もあります。

元々朝が弱くて朝ご飯が食べられない人や、朝はコーヒーだけという人にはぴったりですね。

とにかく16時間という長めの空腹時間をとることが大切です。

ご自身のライフスタイルに合わせて無理のない時間帯で設定してみてください。

Q、本当にどんな食べ物を食べても良いのか?

A

8時間の中で食べてはいけないものはありませんが、基本的な栄養バランスを考えて食事をすると良いでしょう

ジャンクフードやファストフードばかりをずっと摂り続けるような偏った食事は避けましょう。

様々な栄養素をバランスよく摂る食生活は健康の基本です。

食のバランスを考えないと必要な栄養を摂ることができず、ダイエット以前に体調を崩す可能性が高くなります。

無理にたくさん食べすぎるのも胃に負荷がかかるためNG!

Q、空腹が長くて不調にならないのか?

A

不調になる人もいるかと思いきや逆に調子が良くなる人が多いです。

それは食事をする時間が短くなることで消化酵素よりも代謝酵素が上昇して、免疫力が上がりホルモンバランスを整えてくれるからと言われています。

ただあまりにも空腹を感じる場合は無理をしないようにしましょう。

人によっては空腹により頭痛や吐き気を伴うこともあります。

一時的なデトックス作用による好転反応が多いですが、段々と「症状が悪化していく」「我慢できないほどつらい」そんな場合は一度中止してください。

Q、朝ご飯を抜いても大丈夫か?

A

「朝が苦手」「普段から朝ご飯を食べない」もしくは「朝ご飯を食べなくても体調に変化はない」という人は、朝ご飯を抜いて昼12時から食べる8時間を設定してもいいでしょう。

ただ朝ごはんはたくさんエネルギーを消費する日中の要になるので、できればしっかりと摂ることをおすすめします。

時間調節が難しいならお昼前に軽く摂るのもおすすめ。

8時間ダイエットを乗り切るヒント

8時間じゃなくてもいい!

最初から「8時間ダイエット」にチャレンジしようとすると、ハードル高いと感じるかもしれません。
そんな時は最初から空腹時間を16時間に設定するのではなく、12時間からスタートしてみてもいいでしょう。
12時間の場合は、朝7時半に朝ご飯を食べて夕食は夜の7時半までに済ませればいいので時間にもゆとりがありますし、仕事があっても調節しやすいですね。
12時間に慣れたら次は11時間、10時間…と徐々に食べられる時間を短くしていくのがオススメです。
無理なく空腹時間を伸ばしていきましょう。

工夫して空腹をまぎらわせよう!

ナッツで空腹をまぎらわせる

「8時間ダイエット」は基本的には食べると決めた時間以外は、水などノンカフェインの水分を摂取しカロリーを摂らないことが望ましいです。
ですがどうしても空腹を感じて集中力やパフォーマンスが落ちてしまうときもあるでしょう。
そんな時は、無塩ナッツを少しだけ食べるとミネラルやビタミンも摂ることができ空腹も和らぎます
ほかにも白湯や温かいお茶など、温かい飲みものは空腹感を和らげてくれます。
朝ご飯を抜いている人は朝ご飯を酵素ドリンクで代用したり、コーヒーを飲むなどしても良いでしょう。

おわりに

苦しくつらいダイエットは続かないどころかリバウンドを招いてしまいます。
目指しているのは一時的な体重減少ではなく、長い目で見て続けていけるダイエット生活です
どのような食生活をしたらスリムになり体重維持を習慣化していけるか。
それはライフスタイルや人によって全く違います。

断食に興味はあるけど行うのは不安という人でもトライしやすいので、興味のある方はぜひ「8時間ダイエット」にチャレンジしてみてくださいね。
自分に合うダイエットを見つけましょう!

この記事を書いた人

zumy

医薬品登録販売者と、生活リズムアドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持つ。
自身の10キロのダイエット経験から健康の大切さを実感。
食事と運動と睡眠で「心と体の自己免疫」を高める方法を実践中。