コーヒーダイエットは本当に効果があるの?おすすめのやり方を紹介!

コーヒーダイエット

朝一番にコーヒーを淹れる。
その香りに朝から幸せになる人も多いのではないでしょうか。
筆者もコーヒーが好きで、毎日1~2杯は飲んでいます。
そんな身近なコーヒーでダイエットできるとしたらどうでしょう。

毎日飲んでいるコーヒーが単なる嗜好品というだけでなく、ダイエット効果もあったとしたら嬉しい!と感じる人はきっと多いはずです。
今回は一部で人気になっている、コーヒーのダイエット効果についてご紹介します。

コーヒーにダイエット効果はあるのか

コーヒーのダイエット効果

コーヒーには脂肪燃焼する効果が期待される成分が含まれていることがわかっています。
ほかにも色々な効果があるので、実際コーヒーのみでダイエットした方やおすすめしている美容専門家がたくさん!
コーヒーだけではダイエットにはならないですが、しっかりとダイエットをサポートしてくれる飲み物であるとは言えます。
当たり前ですが、コーヒの摂取カロリーを上回る消費カロリーでないと痩せません
運動などと併用することにより、ダイエット効果をUPさせてくれるのもではありますので、成分の仕組みをしってダイエット補助として飲みましょう!

ではコーヒーの成分とその効果をひとつずつ見ていきましょう。

①カフェインは脂肪を燃焼させやすく、様々な効果がある

コーヒーに含まれている成分と言えば「カフェイン」です。
カフェインの働きにはこのようなものがあります。

・ 脂肪分解・燃焼が期待される
・ 交感神経活性化
・ 利尿作用
・ 毛細血管収縮→体を冷やす

・脂肪を燃焼させる
カフェインに含まれるリパーゼには、脂肪燃焼を活性化させる働きがあります。
リパーゼとは脂肪を分解する消化酵素の一つで、溜まっている体脂肪を燃焼させる効果があります。
これがダイエットに重宝されているというわけですね。

・交感神経が活性化
カフェインを摂るとシャキッと目覚める感覚になるの交感神経が活性化しているためです。
交感神経優位になると体が目覚めテキパキと動けるように。
結果として、行動によるカロリー消費が高まりやすくなります

・利尿作用でむくみにくくスッキリ!
「コーヒーを飲むとトイレが近くなった」という経験はありませんか?
これはカフェインの利尿作用によるもので老廃物や水分の排出を促してくれます。
そのためむくみにくい体になり、見た目もスッキリしやすくなります。

コーヒー以外にカフェインを含む食品
緑茶・紅茶・エナジードリンク・チョコレートなど。
玉露→コーヒーの2倍
紅茶→コーヒーの半分
煎茶やほうじ茶→コーヒーの3分の1
 のカフェイン

エナジードリンクやチョコレートはカフェインが入っていますが、高糖質であったり高脂質です。
ダイエットには向かない食品なのでなるべく避けましょう。

②ポリフェノール・クロロゲン酸

ポリフェノールと言えば「赤ワイン」に豊富に含まれているイメージですが、コーヒーにも「クロロゲン酸」と呼ばれるポリフェノールが含まれています。
「クロロゲン酸」は抗酸化作用があり、実はコーヒーに含まれている成分としてはカフェインの量より多いのです。

「クロロゲン酸」を摂取すると肝臓での脂質の代謝が活発になり、基礎代謝量が増え、消費カロリーアップにつながります
トクホのお茶などの効果をコーヒーでも取れるということですね。

コーヒー以外にポリフェノールを含む食品
赤ワインやぶどう・ココア・チョコレート・ブルーベリーなど。
ただしこれらは「アントシアニン」や「カカオポリフェノール」という種類のポリフェノールで、内臓脂肪の蓄積を防ぐ働き・便秘解消・食欲抑制など「クロロゲン酸」とはまた違うアプローチでダイエットを助けてくれる働きをもつものです。

ダイエット目的でコーヒーを飲む適切なタイミング

コーヒーを飲むタイミング

ダイエット目的にコーヒーを飲むなら、運動する30分くらい前がベスト
朝ご飯後にコーヒーを飲んで「出勤」という運動のタイミングでも良いですし、運動前に飲んでも良いですね。
これはクロロゲン酸の働き+運動で更に脂肪燃焼を促進してくれることが期待されるからです。
クロロゲン酸により脂肪燃焼モードになった体は、運動により更に脂肪を減らしてくれるでしょう。
運動によりカフェインの脂肪分解酵素「リパーゼ」の働きも活発になります。

また食前にコーヒーを飲むのも効果があります
これはポリフェノールが食事を摂った時の血糖値の上昇を防ぎ、食事の脂肪吸収を抑えてくれる働きもあるからです。

コーヒーを飲む時間帯ですが、あまり遅くなると体質によっては睡眠の質が悪くなることも考えられます。
だいたい眠る6時間前くらいまでには飲み終えておくと、睡眠に対して支障がなくなることが多いでしょう。
1日3回朝と運動前、食前にコーヒーを飲むことで、より効果が表れやすくなることが期待されます。

コーヒーの挽き方・微糖、無糖などで効果はかわるの?

コーヒーの挽き方

カフェインの量は「浅煎り」だと多くなり「深煎り」だと少なくなります
更に「インスタントコーヒー」より「ドリップコーヒー」の方がカフェイン量は多くなりますので、味の好みもふまえて参考にしてみてください。

砂糖の有無による影響は、ダイエット目的の飲み方であればブラックコーヒーが望ましいですが、胃が痛くなりやすい方などは牛乳(できれば低脂肪乳)を入れて飲んでも大丈夫です。
ただしお砂糖入りの甘いコーヒーはダイエットには向かないので避けましょう。
入れるにしても微糖で少し甘さを感じる程度がおすすめです。

コーヒーダイエットの注意点・飲み過ぎは禁物

コーヒーを摂取しすぎると、胃を荒らしてしまいます。
カフェインが体内から無くなることによっての頭痛が起きたり、カフェインによる中毒症状が起きるなどのデメリットが起こってしまいます。
1日の摂取量ですが、「カフェイン摂取の1日の限度は400㎎まで」と厚生労働省が発表しています。
これはコーヒーカップ4~6杯、マグカップだと3杯相当の量です。
妊娠を予定している女性、授乳中の女性は300㎎までが推奨
なので気をつけましょう。

ダイエットコーヒーと普通のコーヒーの違い

コーヒーのカフェインやポリフェノールだけでも十分ダイエット効果は高いと言えますが、世の中には「ダイエットコーヒー」というものがたくさん販売されていますよね。
この「ダイエットコーヒー」と普通のコーヒーは何が違うのか、紹介していきます!

「ダイエットコーヒー」と呼ばれているものには、「MCTオイル」や「炭」が入ったもの、「食物繊維」や「カルニチン」入りのものなど、+αのダイエット効果が得られる成分が入っています

・MCTオイル
短鎖脂肪酸と呼ばれ、すぐにエネルギー変換してくれる良質なオイルでお通じも良くしてくれます。
・食物繊維
腸内環境を良くし、便秘を改善してくれる働きがあります。
・炭
脂肪を吸着してくれる働きがあり、「カルニチン」は脂肪燃焼効率を高めてくれます。

これだけを見ると「ダイエットコーヒー」を飲む方が相乗効果が期待できますが、普通のコーヒーでも十分な脂肪燃焼効果があります
元々普通のコーヒーを飲むとお通じが良くなる体質の人もいて、そういう体質の人がダイエットコーヒーを効果が出すぎて飲むとおなかを壊してしまう可能性もあります。

また、粉のコーヒーだと400グラム(平均して30杯前後)で500円前後ですが、ダイエットコーヒーは一袋30日分で特別価格でも1,000~3,000円弱したりします。
お値段がこれだけ違うのは非常に悩ましいですね。

なので、まずは普通のコーヒーでダイエットを試してみて、コーヒーを楽しめるならダイエットコーヒーにチャレンジしてみましょう!

コーヒーの様々な健康効果

コーヒーはダイエット目的以外でも色々な体に良い働きをしてくれます。

便秘解消

便秘解消

コーヒーは脳の交感神経を刺激する一方で、内臓の働きをコントロールする副交感神経を刺激します。
腸は副交感神経優位になると活発に動き、大腸の蠕動運動を促す効果があるのです。
よってスムーズなお通じへとつながります。
コーヒーには「コーヒーオリゴ糖」というオリゴ糖成分が入っており、腸内環境を整えてくれる働きがあるためということもあります。
筆者の周りにもコーヒーを毎朝飲むようになってお通じが改善された人が多かったり、逆にコーヒーを飲まなくなって便秘になったという経験も

生活習慣病などを予防

国立がん研究センターの研究によれば、習慣的にコーヒーを飲む人は「心臓病」「脳卒中」「呼吸器疾患」のリスクを減らすという結果が出ているのです。
大腸がん」の予防や、血糖値の改善などの効果も報告もされているので、1日3杯程度のコーヒーを飲むことは毎日を健康に過ごすためにも良いと言えるでしょう。

おわりに

今回は「コーヒーによるダイエット効果」についてご紹介してきました。
コーヒーを毎日飲んでいる方は、飲む時間帯やタイミングを意識すればより脂肪燃焼効果が高くなるでしょう。

ですがコーヒーによるダイエット効果はあくまでも「補助的なもの」と考えてください。
飲めば飲むほどやせる飲み物ではありませんし、それ以上に摂取カロリーが高ければ本末転倒です。
上手に取り入れて、よりご自身のダイエットを後押しするアイテムとして活用してみてくださいね。

この記事を書いた人

zumy

医薬品登録販売者と、生活リズムアドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持つ。
自身の10キロのダイエット経験から健康の大切さを実感。
食事と運動と睡眠で「心と体の自己免疫」を高める方法を実践中。