自分にあった日焼け対策を! 日焼け止めグッズの選び方

日焼け止めグッズ

皆さんは日焼け対策にどのようなグッズを使っていますか?
塗るタイプやスプレータイプなど色んな種類がありますが、どれを選べばいいのか悩んでしまうもの…

今回の記事では正しい日焼け対策と、おすすめの日焼け止めグッズの種類を紹介しますので、自分にあった日焼け対策をしていきましょう!
※今回は日焼け止めグッズプロフェッショナルの、薬局勤務ズウさんに記事作成協力して頂きました!

日焼け対策をしないと起こるデメリット

日焼けデメリット

太陽光には色として目に見える可視光線の他に、紫外線や赤外線も含まれます。
紫外線が私たちの身体に及ぼす影響にはしみ・しわや色素沈着の他に、皮膚がんや光線過敏症があります。
また肌の老化は加齢による影響が20%で、残りの80%は紫外線による影響と言われていますから、美容・アンチエイジングの大敵であることは間違いありませんね。

しかし紫外線に当たると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが生成されます。
さらに日光を1日30分ほど浴びると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されるので、全く日光にあたらないというのも健康的ではありません。
日焼け止めを上手に活用して適度な日光を浴びれるようにしましょう!

日焼け止めグッズのタイプをまとめて説明!

日焼け止めグッズ

ここからは日焼け止めグッズのタイプをまとめていきます。
それぞれ特徴があるのでしっかり読んで、自分にピッタリの日焼け止めグッズを探してみてください!

①日焼け止めスプレー

スプレータイプの特徴
・髪にも使用できる
・しっかり効果を出すには手で塗り伸ばす必要がある

・手軽な取り回し

手軽さが特徴のスプレータイプは人気のある日焼け止めのひとつですが、体の部位によって使い方が異なります。
腕や脚などには直接しっかりと噴霧し、手のひらでムラにならないよう伸ばします。
顔や首には直接スプレーせず、まずは手のひらに出してから各部位に塗るようにするとしっかり予防できます。
日が当たりやすい部分はムラなくしっかり塗ることがポイントです。
髪には10センチから15センチほど離して、直接ジグザグさせながらスプレーしていきます。

②乳液タイプ

乳液タイプの特徴
・肌に優しく敏感肌の方にオススメ
・化粧下地として使うことができる商品が多い

・肌なじみがよく汗や水に強い
・保湿効果

肌への刺激が少なく下地効果もあるので、特に顔へ使用する場合がとってもマッチしてます。
注意点としては使用前に軽く振って成分を均等にすることが必要ですので忘れないようにしましょう。
また乳液タイプは油分が多めで保湿効果に優れています。
日焼け対策には肌の保湿が大変重要な要素となっていますので、乾燥肌の方にもオススメとなっています。

③ジェルタイプ

ジェルタイプの特徴
・伸びがよく広範囲に使いやすい
・透明で白浮きしない
・長時間の日焼け対策には不向き

みずみずしい使用感で伸びもよいので、日焼け止めのべたつきが気になる方や白浮きを避けたい方にはジェルタイプがオススメです。
ただし他の日焼け止めと比べて保湿力が低かったり、肌への刺激が強い成分が含まれている商品も多いというデメリットもあります
またSPF・PAが低いことも多いため紫外線が強い季節では、日焼け止めとして物足りなさを感じるでしょう。
日差しが強くない時期など、使うシーズンを選んで使ってみましょう!

④クリームタイプ

クリームタイプの特徴
・伸びはよくないが崩れにくく保湿性が高い
・防水性が高く長時間の使用にも向いている
・油分を含んでおり落ちにくいので洗うときはクレンジングで
・白くなったりべたつきがやや強め

使い勝手や使用感は乳液タイプと近いです。
ただ油分多めなのでしっかり落とさないと、肌荒れ・ニキビに繋がるので注意
乳液タイプと悩む場合は、使用感で比べてみても良いかもしれません。

⑤パウダータイプ

パウダータイプの特徴
・化粧後に仕上げとして使うことができる
・顔に使うので基本的に肌にやさしい低刺激成分
・落ちやすいので塗りなおし回数が増える

肌に軽く塗るだけなので、肌への負担が他のものに比べ少ないです。
ただ日焼け止めの効果が短時間ということがデメリットにあげられます。
落ちやすいので塗り直す手間はありますが、ちょっとしたお出かけなら大変便利!

日焼け止めの正しい選び方・防止効果の見方は?

日焼け止め効果の説明

商品に書いてある効果と数字を見ても、何が何かわからないという人もいると思います。
ここからは日焼け止めを選ぶ際の、用語の意味や基準について説明していきます!

①SPF

肌に炎症を起こして 赤くさせたり、黒く日焼けさせるUVB(紫外線B波)を防ぐ力を表しています
またUVBはシミやそばかすの原因にもなります。
1~50+まであり数字が大きいほど長時間UVBを防ぐことができます

②PA

シワやたるみの原因となるUVA(紫外線A波)を防ぐ力を表しています
UVAは肌の真皮層にまで届きコラーゲンなどを破壊してしまうので、肌の弾力を奪ってしまいます。
PA+ ~ PA++++までの4段階で表され、+が多いほど肌への負担を軽減します

③主要成分

日焼け止めは紫外線を防ぐために配合されている成分に種類があります。

・紫外線吸収剤
その名の通り紫外線を吸収し別の物質に変換して、肌に紫外線が届かないようにしてくれます
ただし変換の際に熱などが発生しそれが肌への刺激になりうるので、肌が弱い方は注意です。
・散乱材(ノンケミカル)
その名の通り紫外線を鏡のように跳ね返し、紫外線から肌を守ってくれます。
肌への負担が非常に少ないですが吸収剤と比べると価格が上がる傾向があります。

④ウォータープルーフ機能

簡単に言うと防水機能、水に濡れても効果が持続する機能です。
汗をよくかく方や水を浴びることがあるシーンには必須
ただし完全防水というわけではなく塗りなおしは必要です。
また商品によっては落とす時にクレンジング必須の場合があるので、選ぶ基準として要確認です。

⑤対近赤外線・アンチポリューション

実は近赤外線は太陽光のおよそ50%を占めるといわれています(紫外線は約10%、可視光線は40%)。
近赤外線を浴び続けるとシワ・たるみの原因に。
しかも紫外線よりも遅れてダメージが現れるので、知らない間に肌へのダメージが蓄積されます。
近赤外線を防ぐ商品は少なく指標もまだありません。
そのため価格も比較的高くなるる傾向があります。

アンチポリューションとは大気汚染(花粉・黄砂・PM2.5など)から肌を守れる機能です
敏感肌の方やアレルギーが気になる方にオススメですが、同じく商品は少なく指標はありません。

うっかり日焼けしてしまった時の対策・ケア

日焼け止めを使っていても紫外線を防ぎきれないことはあります。
日焼け後のケアについても紹介していきますので参考にしてみてください!

日焼け対策・ケア

①しっかり冷やす

日焼け後は肌に炎症が起こっているのでまずは冷やしましょう。
シャワーや濡れタオルなどで大丈夫です。
また日焼け止めを塗っていた場合は、洗顔時は擦らず優しく洗い落としましょう。
お風呂で温まりすぎるのもNG!

②たっぷり保湿する

日焼け後の肌は乾燥し水分不足の状態なので、しっかり冷やした後は保湿をしていきましょう。
肌はデリケートな状態なので、敏感肌用のクールローションや乳液・マスクなどを使います。
また抗炎症作用や新陳代謝向上効果があり、低刺激である桃の葉ローションも日焼け後ケアとしてオススメです。

③美白ケア

肌の状態を整えたら最後に美白ケアです。
ビタミンCやトラネキサム酸が配合されている化粧水やなどで、メラニンの沈着を予防してシミ・そばかすを防ぎましょう
日焼け後焦って美白ケアしたくなる気持ちもわかりますが順番は最後です。

おわりに

日焼け止めは種類がたくさんあって選ぶのが難しいですよね。
身体の部位によって顔はノンケミカルで肌に優しいもの、全身用は塗り伸ばしやすいものなど使い分けることでしっかり対策できますよ!
また日焼け止めだけでなくアフターケアのことも忘れないようにしましょう。
しっかり対策をしてレッツエンジョイサマータイム!

この記事を書いた人

ニアミー