発汗ライフを始めよう!代謝を上げる食事や運動で健康に!

発汗ライフ

汗をかくとベタベタとして気持ち悪いと思ったり、汗ジミや汗の臭いが気になったり、メイクが落ちると気になったり、あまり汗をかきたくないと思っている人は多いですよね。
ですが汗をかくことは熱中症などから身を守ってくれたりと、とても大切なことなんです。

定期的に汗をかくことで汗腺を鍛えてサラサラの汗をかくことができるようになり、気持ちよく汗をかくこともできます。
他にもたくさんのメリットがあるので、今回は汗をかくことのメリットと気持ちよく汗をかける方法を紹介していきます!

汗をかくとこんなにメリットがあるんです

では、実際に定期的に汗をかくことでどのようなメリットがあるのでしょうか?
それぞれ解説していきます。

汗をかくことのメリット

①デトックス効果

汗をかけば老廃物がなくなるから健康!と思っているひとはいませんか?
それは半分正解半分間違い。

体内での代謝による老廃物の他、外から体内へ入ってきた有害物質など様々な方法で毒素は私たちの体の中に発生しています。
体内で発生した老廃物は、主に腎臓のちからで排出します。
体外から入ってきた有害物質の排出は、便が75%・尿が20%で汗が排出する毒素はわずか3%と言われています
汗自体にはほぼ毒素が含まれていないのです。

ですが、汗をかくことで腎臓の血液量が増え毒素排出の量も増えます。
肝臓の解毒力も上がりますので、間接的にですが汗をかくことでデトックスにつながっているのです

②美肌効果

メイクが落ちるからあまり顔に汗をかきたくないという女性は多いのでは?
しかし汗をかくと肌をきれいにしてくれるという嬉しい美肌効果があります。

汗をかくと、毛穴に溜まった汚れを追い出してくれる働きがあります
顔も例外ではありません。
毛穴の汚れを落とすだけでなく、汗の元となる血液やリンパの循環が良くなることで肌の新陳代謝が上がり、角質の老廃物も排出しやすくなりターンオーバーも促されます
そして、汗には「乳酸ナトリウム」や「尿素」など水分と結合しやすい天然の保湿成分が含まれているのです。
これらは肌の奥まで浸透しやすく、炎症など肌トラブルを起こしにくくなりかさつきにくいふっくらとした肌にしてくれます。

③無臭のサラサラの汗がかけるようになる

定期的に汗をかいていると汗腺が鍛えられ、べたつかない無臭の汗をかけるようになり汗の臭いの悩みからも解放されます。
汗腺が鍛えられると、サラサラとした『良い汗』がかけるようになります。
その『良い汗』とは、小粒でサラサラしている水のような臭いがない汗、という特徴があります。

このような『良い汗』は働きの良い汗腺でしっかりとミネラルなどが体内に再吸収されほぼ水分という状態の為に起こります。

においのない健康的な汗とは?

臭くない汗

汗腺には、全身に分布している「エクリン腺」と、わきの下やおなかなど特定の場所にしか存在しない「アポクリン腺」の2種類があります。
「エクリン腺」から出る汗は透明で水っぽくサラサラとしたものが多いです。
対して「アポクリン腺」から出る汗は、黄色っぽく少し濃度が高い汗になります。
どちらも、汗自体は無臭です。

エクリン腺から出る汗にも「ベタベタした気持ちの悪い汗」と「サラサラとした気持ちの良い汗」があります。
それはなぜでしょうか?
実は、それは「汗腺」の働きのに秘密があります。

汗をかかないと臭くなる

普段あまり汗をかかない人は、汗腺の働きが衰えている人が多いです。
汗腺の働きが衰えると、ナトリウムなどのミネラル分も体外に放出されべたつきがありなかなか蒸発しない汗になってしまいます。
結果として雑菌が繁殖し臭いのもとになってしまいます。

逆に普段から汗をかき汗腺が鍛えられている人は、肌表面に出る汗は水っぽくさらさらとした蒸発しやすい汗になるのです。
それがいわゆる臭いのない爽やかな汗ということです。

におわない汗をかくための生活習慣とは

あせをかく生活習慣

基本的には適度な運動や入浴などでしっかりと汗をかける体を作っていくことが良いでしょう。
健康的なさらさらとした蒸発しやすい良い汗をかくためには、普段からなるべく汗をかくことを習慣化していくことが大切です。

①運動で汗をかく

運動では有酸素運動がオススメです。
ウォーキングやジョギングなど適度な有酸素運動は、全身に血液が巡り汗をかきやすい体へと導いてくれます。時間は30分程度で充分!
発汗量はジョギングの方が多いですが、慣れない方はまずは大股で腕をしっかりと振って歩くウォーキングから始めてみてください。
食後を除いた昼間の温かい時間帯に運動することで体が温まりやすく効果的ですが、夏場の昼間は気温が高く熱中症になる恐れもありますので、朝や夕方が良いでしょう。
運動前後はストレッチをして筋肉を急激に痛めないようにしましょう。

また、ホットヨガもサラサラ汗をかくにはオススメです。
室温35度・湿度50~60%の室内でヨガを行うと効果てきめん。
温かい場所でストレッチのようなヨガを行うと、体の動きも深まりますし何よりすごく汗をかきますので、普段運動しても汗がなかなか出ない人にはオススメです。
ただし高温の中で運動をすることによって体調を崩してしまう人もいまのでご注意ください。

②オススメの入浴法

運動が苦手でも毎日はいるお風呂でしっかり汗をかけば大丈夫です!

湯船に浸かる時は38度程度のぬるめのお湯で半身浴をして全身からじっくり汗をかくか、42度くらいの暑めのお湯でひじから下やひざから下の部分を温める手先足先の汗腺を刺激する入浴方法が良いでしょう。
いずれも、15分ほどで十分です。

自宅ではできませんが、岩盤浴もオススメです。

入浴中・運動中も必要に応じて水分補給をしながら行ったり、入浴や運動前後にしっかりと水分補給をしてから行いましょう。

③食材で汗臭さを予防する

食事を意識することでもサラサラ汗をかけるようになります。
例えば、血行を促進する生姜を取り入れたり、血液をサラサラにするお酢や梅干しなどクエン酸や青魚に多く含まれるEPAなどを取り入れた食事をすると良いでしょう

汗の質や臭いが気になる時は、お肉料理や揚げ物など脂質の高い食事・スパイシーな食事は控えましょう
そして、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを含む緑黄色野菜や果物・オリーブオイルや玄米などを積極的に摂りさっぱりとした和食中心の食事にしましょう。
カテキンを多く含む緑茶などもにおい対策になります。
特に女性ホルモンと似た作用をする大豆イソフラボンを多く含む豆腐や納豆など豆類からタンパク質を摂ることをオススメします。

また腸内環境を整えることで、腸内の悪玉菌を減らして汗の臭い予防にもなります
善玉菌の餌となるオリゴ糖や、乳酸菌を摂取して腸内環境を良くしていきましょう。

おわりに

発汗ライフを送ることで臭いの無いさらさらとした汗を気持ちよくかけるようになります。
また、汗をかくことで新陳代謝が上がり美肌にもつながりるので嬉しいことばかり。
食事や運動などの生活習慣を見直して、夏でも不快感の無いサラサラした健康的な良い汗をかいていきましょう!

この記事を書いた人

zumy

医薬品登録販売者と、生活リズムアドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持つ。
自身の10キロのダイエット経験から健康の大切さを実感。
食事と運動と睡眠で「心と体の自己免疫」を高める方法を実践中。