それ実は正しくない?姿勢をよくする方法まとめ【姿勢矯正】

悪い姿勢

最近は在宅ワークでパソコンに向かう時間が増え、スマートフォンなどの普及により、猫背やストレートネックの人が増えているようです。
人は姿勢ひとつですらっと美しく見えたり、逆に丸くもっさりと見えてしまったりします。
また見た目だけの問題だけでなく、悪い姿勢は体調不良など健康面にも密接に関係しているのです。

今回は姿勢が悪いと健康面でどのような影響があるのか、そしてキレイな姿勢を保つ為に、普段から気を付けるべきことをお伝えしていきます!

悪い姿勢が体に与える影響とは

まずはどのような姿勢が悪いとされるのか、そしてそれがどのような症状を引き起こすかを説明していきます。

猫背・巻き肩の悪影響

猫背 巻き肩

背中が丸まって胸や肩が前に回り込んできてしまっている姿勢です。
PC・スマホを使っていると前かがみになり身体が固定され、下を向くことが普通になるので猫背・巻き肩になりやすいです。

猫背・巻き肩になると
・肩こりや首のこり
・腰への負担増大
・普段使う筋肉を使わないので太りやすくなる
・顎が前にでるため二重あごになりやすい
・内臓が圧迫されるので肺などの呼吸器系や胃腸消化器系の病気を引き起こす
・5歳ほど老けて見られる
・酸欠状態になりやすく疲れやすく集中力が低下する

反り腰の悪影響

反り腰

猫背やストレートネックと同じくらい、体に影響を及ぼす姿勢が「反り腰」です。
腰が反っておしりが後ろにツンと出ている姿勢ですね。
「反り腰」とは、骨盤が前傾している状態で、太り過ぎや運動不足により腰回りの筋肉のバランスが悪くなると引き起こされます
女性の場合特になりやすくヒールを履く時、身体が前のめりになるので腰を反らしてしまう事が多いです

反り腰になると
・背筋がうまく働かなくなり、おなかがポッコリ出てしまったり太ももの前側が太くなってしまったりする
・血流が悪くなりむくみを引き起こす
・慢性的な腰痛
・背中のを圧迫するので足のしびれ、ひどくなると短い距離を歩けなくなることも

ストレートネックの悪影響

ストレートネック

ストレートネックはPCやスマホを長時間使うとなりやすいです。
下を向き続けることによって、頭部(数キロある)という重いものを支えるために負担がかかり、頚椎が真っ直ぐになってしまいます。
支えきれなくなった結果様々な症状が生み出されるのです。
前述した猫背・反り腰もストレートネックを引き起こします。

ストレートネックになると
・手のしびれ
・寝違えがおこりやすく、首の痛みが強い
・肩こりや頭痛
・自律神経の乱れ

・不眠

姿勢の悪さを改善する方法

姿勢が悪いと、体に様々な悪影響が出てしまうことはお分かりいただけたと思います。
では実際に姿勢矯正する方法をお伝えしていきます!

猫背・巻き肩のなおしかた

基本的にどの悪い姿勢をなおすときにも必要なことですが、まず背筋を伸ばすこと
そして筋肉をつけること
これは常に意識しておいてください。

そして猫背・巻き肩については「胸を開く」ということを意識することで段々と治ってきます。
オススメは1日3回くらい胸を開くストレッチをすること。
定期的にして適切な筋肉をつけるようにしましょう。

肩甲骨・胸を開く

①指先をグーにし、鎖骨や胸の上のあたりくるくるっとさすって20秒ほど筋肉をほぐす
②両手を広げ肩甲骨を後ろに寄せるイメージで胸を開き、深呼吸をしながら10秒経ったら緩める、これを3回ほど行う
③両手を両肩へつけ、ひじで大きく円を描く

後ろへ3回・前へ3回を2~3セット

他にもあおむけになって背中(肩甲骨のあたり)の下に丸めたバスタオルを入れてストレッチするのも胸や肩の筋肉が伸びて気持ちが良いですよ。

これだけでも胸が開かれていくのが分かります。デスクワークの合間でも簡単にできますので、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
楽に姿勢改善したい方は猫背改善の「姿勢矯正サポーター」もありますので、ながら作業に取り入れてみてもいいかもしれませんね。

反り腰のなおしかた

反り腰は骨盤が前傾してしまっているので、後傾させるようなストレッチで改善できます。

猫のポーズ ヨガ

オススメはヨガの「猫のポーズ」

①四つん這いになる
②両手両足の位置は動かさずに、背骨を天井に近づけるイメージであげる
③お腹だけを引き込み背中を丸めていく
④頭も下げて目線はお腹を見る。


背中を丸めてはフラットに戻すということをゆっくり5セット行ってみてください。
四つん這いの手は肩幅に開き、ひざは骨盤幅へ開くと効果的です。

足を自然に伸ばしたあおむけに寝転がった状態から、片足ずつ両手で抱え込むストレッチも反り腰改善に役立ちます。

反り腰をなおすには、座っている時はおしりの2本の骨「座骨」が椅子に刺さったような状態で座れていればOK。
その状態が骨盤がまっすぐなっている状態なのです。
座骨が分からない方はあぐらをかいて床へ座ってみてください。
2本の座骨が床にあたる感じが分かったら、椅子に座った時もその感覚を忘れないよう意識してみてください。

ストレートネックのなおしかた

基本的には下を向かずに、姿勢を伸ばすということが大事。
それ以外にも効果的なストレッチにがあります。

あご押し体操

あご押し体操
①背筋を伸ばし正常な姿勢にする
②あごに手をあてそのまま押したり引いたりする
これを2~3回繰り返す

非常に簡単で短時間で効果がでるので、ぜひ空き時間に試してみてください。

正しい姿勢を保つ為に普段から意識すること


正しい姿勢を保つには、特別な運動よりも日々の意識が大切です。

・上から糸でつられているような背筋をイメージして前を向いて立つ、歩く
・デスクワークをしていても背筋を伸ばして座ることを意識
・パソコンの高さを上げて見る
・スマホは顔の高さに持ってきて見る

これらのことを意識するだけで悪い姿勢は改善されていきます。
在宅ワークが多くなると一人で作業することが増えて、ついつい姿勢が悪くなりがちです。
日頃から意識しないと直らないのが姿勢です。
いつまでも健康で過ごすためにも、習慣づけて正しい姿勢を手に入れていきましょう。

この記事を書いた人

zumy

医薬品登録販売者と、生活リズムアドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持つ。
自身の10キロのダイエット経験から健康の大切さを実感。
食事と運動と睡眠で「心と体の自己免疫」を高める方法を実践中。