スマホの見過ぎは健康に悪影響?デメリットを知って対策しよう

スマホ

スマホは現代社会において無くてはならないツールとなっています。
一人一台が当たり前となり通話やメールはもちろん音楽を聴く、ゲームをするなど様々なことがこの1台でできるのでとても便利ですよね。

その反面、スマホを手放せなくなる「スマホ依存症」などの社会問題も出てきています。
実は健康面でもスマホによる影響はたくさんあるのです。
今回はそんなスマホが健康に及ぼす影響と対策を説明していきます!

スマホが及ぼす体への影響

①眼・視力への影響

眼精疲労

眼については、まずは視力が下がるということが考えられます。
視力の低下は、眼の筋肉の過度な負担によるものです。
スマホは比較的ずっと同じ距離で見ることが多いので、長時間同じ所へピントを合わせ続けることで、眼の筋肉が弱りピントを合わせる力が維持できなくなってきてしまうのです。

他にもまばたきの回数が減ってしまってドライアイになり、目の充血などを引き起こし、眼精疲労になることも考えられます。

また液晶画面から「ブルーライト」という光が出ていて、目への悪影響があるのではないかという意見もあります。
蓄積したブルーライトは「加齢黄斑変性」という症状を引き起こすこともあり、ものがぼやけて見えたり、ゆがんで見える、見たいものが黒っぽく見えるなどの症状が出る可能性があります。

②首への負担

首のこり

ずっと下を向いてスマホを長時間使っていると、首の神経の圧迫によって血流が悪くなったりすることで、首のこりや頭痛に繋がります

また悪い姿勢でスマホを使い続けることによって、「ヘッドフォワード」という疾患にかかってしまうこともあります。
「ヘッドフォワード」は体幹よりも頭部が前へ出て頸部痛を伴う疾患で、最悪の場合頚椎の下部にまで負担がかかり、椎間板ヘルニアにもなってしまう恐ろしい疾患なのです。

下向きの姿勢は美容面にも影響しており、肩や首だけでなく顔のたるみにもつながります。
アンチエイジングで普段リフトアップ・ケアしていても、下を向いている状態が長くなると顔のたるみに繋がってしまいます

③手やひじへの影響

スマホを小指で持つ

スマホを使っている時小指で支えている方は注意!
小指でスマホの下を支える持ち方し続けると、小指の関節が曲がる可能性があります。
指がまっすぐではなくなり見栄えも悪く、力が入りにくくなったりします。

他にはスマホを使うとき親指を使うことが多い方は、「ドケルバン病」という疾患にかかることがあります。
「ドケルバン病」は別名「スマホ腱鞘炎」とも言われており、親指の使い過ぎで手首の内側に痛みが出る腱鞘炎のひとつです。
始めは軽くても、次第に痛みが強くなってくることもあるので注意が必要です。
・セルフチェック「アイヒホフ テスト」
(1)親指を中に入れて手を握ります。
(2)そのままの状態で小指の方へ手首をねじり手を傾けます。
痛みがあれば要注意!!

またスマホ利用でひじを曲げた状態がつづくと、神経圧迫によってしびれなどの症状が現れることがありそれは「スマホひじ」と呼ばれています。

④自律神経への影響

夜遅くまでスマホを使用していると自律神経の乱れにつながります。
スマホの画面の光が、昼間活発になるはずの交感神経を刺激し、不眠、寝つきの悪さ、浅い睡眠へとつながります。
翌日はやる気が起きなかったり、軽いうつ状態になってしまったりします。

正しいスマホの使い方・改善方法

スマホを利用する上での影響は「スマホ症候群」とも総称されています。
スマホは使い方ひとつで体の健康だけでなく、心の健康も左右するツールなのです。
ここからは悪影響を受けないよう正しいスマホの使い方をお伝えしていきます。

スマホの正しい使い方

画面を見すぎない・目への負担を減らす

・利用時間の意識
連続で長時間使い続けるのではなく、1時間経ったら5~10分休憩を入れるなど、意識して目を休めましょう。
休憩中はなるべく遠くを眺めるように見て、眼の筋肉を緩ませてあげることも大切です。
しばらく眼を閉じることもドライアイを防ぐには効果的です。
また、スマホを使うときはブルーライトカットメガネを使うこともオススメです。

・輝度を下げる ダークモードなど目に優しくなる機能を使う
画面の明るさを下げるだけでも目にかかる負担を大きく減らせます

外にいると日光があるので輝度が上がっていますが、室内では出来るだけ若干暗く感じる程度で使うと目が疲れにくくなります。(明るさを半分より下ぐらいにする)

ほかにもダークモードやブルーライトカット機能や、そういった機能付きのメガネを使うことで、長時間見てしまっても疲労がたまりにくいのでおすすめ!

・やや離して画面を見る
適切な距離は眼から30センチほどの距離です。
近すぎるとピント調節の筋肉も弱まりますし、画面の全体を見る時目を必要以上動かすことになるので疲労がたまります。

正しい姿勢で画面を見る

スマホを見る際はできるだけ首が下を向かないように、気持ち手を上にもっていき見るようにしましょう。
そうすれば首への負担を減らしコリ等が軽減します。
また休憩がてらたまに上を見上げたり、首のストレッチをすることで固まった筋肉をほぐすことができます。

特に下向きに慣れてしまうと猫背になりやすいので、意識して背筋を伸ばすことも必要です。

おわりに

今回はスマホが体に及ぼす影響と対策をまとめてみました。
今や無くてはならないスマホですが、上手に付き合って日々の生活をよりよいものにしていきましょう!

この記事を書いた人

zumy

医薬品登録販売者と、生活リズムアドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持つ。
自身の10キロのダイエット経験から健康の大切さを実感。
食事と運動と睡眠で「心と体の自己免疫」を高める方法を実践中。